医療法人 河﨑会 水間病院

病院情報

理念と特色

医療機関として「医療・福祉」に真摯に向き合い、設立当初から「教育」「地域」「リハビリテーション」も、精神科医療に欠くことの出来ないキーワードとして認識して参りました。河﨑会グループが、今日の様な広がりを持てましたのも、これらの実践と地域の皆様のご理解とご協力に他なりません。
河﨑会グループの中核をなす水間病院は、まさにその実践の場の中心であり、精神科病床を541床有し、9病棟で構成されています。3病棟は精神一般病棟(精神科入院基本料15対1)であり、救急対応や合併症対応に位置付け、急性期を中心とした病棟群となっています。4病棟は精神療養病棟であり、慢性期に対応しています。2病棟は認知症治療病棟(1)であり、認知症疾患を有する高齢者に対応しています。
その他にも介護老人保健施設、診療所、訪問看護、障害福祉サービス、看護学校、リハビリテーション大学等と、急性期から慢性期、子供から高齢者、入院から社会復帰まで、幅広く精神科領域に取り組み、恵まれた自然環境の中で、私達の思いは少しずつ広がって参りました。その規範をなすものとして、拠りどころとして歩んできたものに当院の理念があり、ご紹介しますと…

「人間性の尊重」「人間愛の医療」「地域社会に開く医療」

「人間性の尊重」「人間愛の医療」それらは医療人として当然に備えておくべき素養であり、人間教育によって育まれるものです。河﨑会グループでは、早くから教育の必要性に重きを置き、看護学校そして大学を開学するまでに至り、医療従事者を積極的に育成する姿勢が根付いていました。
また「地域社会に開く医療」は、精神科リハビリテーションが追い求める一つであり、地域への理解、地域への働きかけをも意味しています。医療機関がその使命を全うする上で、この理念が持つべき意味を職員一人ひとりが理解し、常に念頭に置きながら実践することにより、地域の方々の理解の扉が、少しずつ開き始めます。その積み重ねの中で、医師や看護師、臨床心理士、作業療法士、理学療法士、精神科ソーシャルワーカー等の様々なスタッフが、職域を超えて力を一つに歩んできた軌跡が、ようやく少しずつ実を結び始めました。
私達はこれらの理念のもと、何をなすべきかを常に考え、精神障がい者の方々とそのご家族の為に、その未来への歩みの一助となれることを願って止みません。水間病院は、これまでもそしてこれからも、精神障がい者の方々に寄り添い、幅広く対応出来る様に、より良い医療サービスを目指し努力を続けます。