医療法人 河﨑会 水間病院

リハビリテーション

理学療法(PT)について 作業療法(OT)について

作業療法

作業療法「Occupational Therapy」とは?

「作業=Occupation」は生きていく為の必要な条件としてとらえられ、長く使われてきた言葉です。「何かをしている、何かをして時間を占める」ということを意味しています。

生きていく為の必要な条件としての行為とは、労働、日常生活上の行為だけでなく、趣味、遊び、創造活動など、人が人として生きていく為に行なうあらゆる活動を指します。それら全てが作業療法の治療手段であり、達成目標となる「作業」です。

取り組みと特徴

当病院で作業療法をうける患者様は、程度の差に違いはあれど、それぞれ何らかの問題を抱えています。その問題も本人の持つ問題、社会的な問題と多岐に渡ります。

病院内の作業療法は、その問題を1つずつ解決していけるように、"人 と人"との思いで、作業療法士と患者様、また他職種(Dr・Nrs・PT・CP・PSW)との連携を図りながら行なっています。病院及び作業療法の特徴として関連施設が多数あり、連携を保っています。病院では、急性期から慢性期までの作業療法を行い、退院後は、デイケア・グループホームなどがあり、入院から在宅までのその時期に応じた作業療法を展開できます。

当院所属の作業療法士は16名、性別・年齢とも豊富であり、レクリエーション・手工芸・絵画・書道・ スポーツ・生活技能訓練や、高齢者のための機能維持、回復を目的としたレクリエーション・手工芸などのプログラムを、病棟の患者様に合わせて幅を持たせながら、柔軟に対応し作業療法を行っています。



全ての病棟に作業療法士がそれぞれ専属配置されている為、患者様との密な関係をとる事が出来ます。各作業療法士は情熱と専門知識と技術を持って患者様と同じ視線にたった治療を行なっていく事を信念としています。また、外来の方に対してもOTを実施しており、地域との関わりの必要性も大切に考えています。

教育にも力を注いでおり、大阪河﨑リハビリテーション大学から臨床見学実習、臨床検査測定実習、臨床総合実習で実習生を受け入れています。またその他、様々な教育養成機関からの実習生の受け入れも行っており、早い段階から臨床現場での経験や学びを得ることで、作業療法士を目指す学生に対して、より明確な目的意識が持てる様に指導を行っています。今後も作業療法士を目指す学生に対して、臨床実習の場を提供し、作業療法士の育成に努めていきたいと考えています。

 

皆さんは心のバランスが取れていますか?

物質的に豊かになった現代とは言え、精神的に負担を感じている人は増えている傾向にあります。精神の障害、心の病とは目に見えて理解されるものではないだけに、理解される環境作りが必要となります。
皆さん忘れないでください!
精神に障害を持った人だけではなく、私たちも心のバランスが崩れていくかもしれないという事を・・・・・。
私たち作業療法士は、環境作り、地域への理解を深めるという方面に対しても目を向け活動しています。

関連施設

大阪河﨑リハビリテーション大学